RAKINES “R-SHIRT”


僕が出会う お客さん は様々で

例えば元々SHELTERに長く通っていただいた方

なにかのきっかけでお店を知り、足を運んでいただいた方

雑誌、Instagramを見て存在を知って会いにきてくれる方

北海道、沖縄、広島、京都、山梨 といろんな場所から ここ に目掛けてきてくれる方々


たくさんいるお客さんの中でも彼は特殊で、

僕が通っていた高校の1つ下の後輩でした

同じサッカー部に所属し、球を追っていたもの同士が

同じように洋服を追い求めるようにしまったのも 

1つ上としてなにか変な教えをしてしまったかもしれません

たまに連絡をくれては、この服どうとかこのブランドどうとか

ドメスティックブランド主体となれば周りにも共感や共有をできる人はマイノリティーで貴重


最近山梨の方に来てたみたいで

ちょくちょく顔を出してくれるようになりました

そんなときにこのシャツを見て立ち止まってくれたのがきっかけで

まさか気づいてもらえると思わず

この服の良さを共有できたことが本質的な部分に近く

オフラインの場で魅力が伝わったようで本当に嬉しかった体験でした

RAKINES “TRINITY CHAMBRAY – R-SHIRT”


color TURKISH BLUE,DEEP SEA,RUSTY BROWN

size 2,3

¥32,000+tax


シャツはブランドの性格が一番出るアイテムと思っています

テクニックを用いるのか、デザインで勝負するのか いろんな要素があって完成するなかで

ベーシックに見えて一番難しいアイテム

妥協が効かないアイテム

そのシャツで究極にミニマルで なんかいい

着る回数が多いアイテムだからこそ、

袖を通したときのいつもと違った妙な違和感が心地いいと感じてしまう

前シーズンのデリバリーで

このアイテムをご紹介するときに書いたものでした


シャツの顔となる首元、襟

ヴィンテージのシャツをベースにボタンの開き具合で絶妙にバランスを図る

全部ボタンを止めるともちろん締まった印象

首の後ろから襟先にかけて一度内側に入りこみ外に開いていく1940年代のシャツのよう

綺麗な弧を描き、現代に馴染むように 大ぶりの40年代に比べやや小さく

そのおかげでジャケットなどのインナーに置いた際、

綺麗に収り、ジャケットの襟に馴染む 抜群のフィット感


色々着用していくと、ここがもう少しこうあればいいのにな と感じる機会が増えました

今まで手に取っていたものを手に取らなくなりました

悩んでファッションを純粋に楽しめなくなったと思っていましたが、

精度が上がった と思えるようになりました

シャツは、上前身頃と下前身頃が重なりボタンで繋げますが

トップボタンを開けたときにどちらかの襟元がくたっと倒れてしまう

上前立て(ボタンホールがある前たて)は一般的に

芯地をいれたり表前たてにしたりと生地が重なり厚みができますが、

反して下前立てに来る部分は上に比べて生地が薄く、襟元の生地が倒れてしまう


RAKINESのこのR-SHIRTはそのようなことがないよう

もう一枚生地を別パーツとして作り、下前立てにも重ねることで

同じ厚みを持つ前立てにしています

第一、第二と開いていくと襟先が外に広がり、

前立て部分に生地を二重に置くことで綺麗に立ち、襟を支えるギミックを

本来台襟が支えるように、前立てが襟を引き立たせています。

その襟が広がることによって作り出される抜け感

スキッパーシャツやオープンカラーシャツのような印象を感じさせます


カーブを描いた特徴的なカフス 近く 設けられたボックスプリーツ

ジャケットのアームのように前に湾曲するアームのシルエットも

肩から袖先にかけて無駄がなく 綺麗 と言いたくなるほど


生地はブランドオリジナル TRINITY CHAMBRAY

このR-SHIRTは作る前に先ず色を決めて製作に取り掛かります

単調な色でなく奥行きのある色

今回のカラーはそれぞれ

Rusty Brown:空き地に打ち捨てられたモーターサイクルの赤錆の色
Deep Sea:太陽の光も届かない静謐な深海の色
Turkish Blue:ブルーモスクのドームにそそぐ光の色

決めた色を構成する3色を抽出し、経糸2色 緯糸1色 糸色として落とし込む

1つの色が持つ要素を分解し、再構築する

安直なものでなく、光と交わった時や薄暗い中 シーンで表情を変え

大量生産には作り出せないデザイナーズブランドならではの深み

どの色も良く、絞りきれなかったが故に

3色全ての取り扱いとなりました。

織布後、生地に洗いをいれ圧をかけてシワを伸ばす

ハリ感を軽減させ、柔らかさをもたせた生地の着心地は

着用時から馴染みが良く、新品特有のパキッとした表情が薄まったもの


初めから着慣れたような雰囲気が伴い、

ナチュラルなシワが出るように仕上げられています。

ミニマルでも形として見えない部分での魅力が漂うもの

ドレスでもあり、カジュアルにも羽織れる


合わせるものによって、着こなしによって、印象がどんどん変わっていくと思います。

スラックスにタックイン

腕もまくって綺麗なアイテムこそ着崩すように見せるのが今の僕の気分です


色によって相性のいい色が異なる3色

表情深いこの色をインナーで挿したりと贅沢に既存でない色遊びを


秋冬こそ色物に挑戦していただきたいです


コバシ

RAKINES “TRINITY CHAMBRAY – R-SHIRT”

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【取扱いブランド】(ABC〜順)

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ALMOSTBLACK // オールモストブラック
ANEI//アーネイ
BED J.W. FORD // ベッドフォード
Dulcamara // ドゥルカマラ
Edwina Horl // エドウィナホール
Garden of Eden // ガーデンオブエデン
GILET/RELAXFIT // ジレ/リラックスフィット
Iroquois // イロコイ
JieDa // ジエダ
JUHA // ユハ
KUBORAUM // クボラム
Leh // レー
macromauro // マクロマウロ
M A S U // マス/エムエーエスユー
MATSUFUJI // マツフジ
my beautiful landlet // マイビューティフルランドレット
PATRICK STEPHAN // パトリックステファン
RAKINES // ラキネス
Sasquatchfabrix. // サスクワッチファブリックス
SHINYA KOZUKA // シンヤコヅカ
STUDIO NICHOLSON // スタジオニコルソン
soe // ソーイ
VOAAOV // ヴォアーヴ
YOKO SAKAMOTO // ヨーコサカモト

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