こんにちは、秋冬に向けてクローゼットに新しい服を迎えたくなる時期じゃないでしょうか。
もしかしたらもうそんな服達を手に入れた方もいるかもしれません。
僕はニットであったり、これまでそんなに挑戦しなかった素材をパンツから取り入れてみたり、
やっぱり季節が変わり始めて気温はもちろん気持ち的にも新しい事やスタイルへの挑戦に熱量が
湧いてくる今の時期が一番好きかも。
今日はそんな中で是非みなさんに袖を通して挑戦してほしいこのアイテムの紹介です。
BED J.W. FORD “Oversized Pocket Wool Vest”
BED J.W. FORD “Scarf Shirts ver.1”
ミドル丈のコートの袖を大胆にオミットしたようなSUPER160’sウールを使用したベスト。
生地に関してなるべく長くならないよう手短に伝えます。笑
SUPER160’sというのは原毛の細さを表しているのですが、
僕ら人間の髪の毛の細さは0.1mm～0.06mm程度、一般的に上等とされるオーダースーツのウールは0.018mmほど、これでも相当な良素材ですがSUPER160’sは0.015mm程度。
シルクやカシミヤと同じぐらい細く繊細な生地で作り上げられたベストは
品のある艶、ドレープ感や滑らかさを持ちながらもとにかく軽く暖かい一着。
上品で重厚感を感じる表情なのに着やすい、この生地だから成せる強みにベッドフォードの物作りへの意識を感じます。
そもそもこの “ベスト”という衣類、インナー使いやジャケットからアクセントとして少し覗かせる用途という認識の方が多いと思います、それは何一つ間違ってはいないし元来そういったアイテムです、でもこのベストはどちらかというとそんな
固定観念を壊してシャツやジャケット、ブルゾンの一番上の羽織って主役に躍り出るベスト
だと僕は思います。
大きめにとられた身幅と着丈はどんなアイテムと組み合わせてもシルエットを損なわないし、
相方を選ばないからこそ着る人によってさまざまな表情を見せてくれるはず。
最高級の生地によってベスト特有のライトすぎる印象はかき消され、極端に1箇所だけ鋭利になっている星型のボタンやハイネックにしたときに見えるシーリングスタンプ型のボタンは「自分は主役なんだ」という強さすら感じる。
季節の変わり目、スタイルが凝り固まってきた人や普段ベストを着ない人ほど袖を通して新しい
スタイルに触れてみて欲しいし、このアイテムにはそんな心を動かせるだけのかっこよさがある。
新しい服を着て高揚感や自信に満ちた表情をしている瞬間、あなたは誰よりも主役です、是非。
季節の変わり目なので体調にはお気をつけて。
玉田 龍登
instagram : kubinaga_zaurus
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